「不要不急の集まり避けて」 新型肺炎対策めぐる厚労相と専門家会議座長の記者会見(要旨)
--国内症例の共有について。だれが主導し、発信するのか。海外向けは
脇田氏「いま現在、国内の症例を扱っている病院の先生に症例を持ち寄っていただき、厚労省の症例研究という形でまとめようと。英語での発信もやっていきたい。日本からの英語発信が少ないという指摘もあった」
--早ければいつごろ
脇田氏「今週に治療ガイドラインを策定する会議を開催するのでその際に議論したい」
--エイズの薬が効果があるという報告もある。治療として使うには保険適用の手続きをとる考えはあるか
加藤氏「既に臨床治験という仕組みでやっている。研究費として支援しているので本人の負担はない。臨床治験ということで手続きにのっとって慎重にやっている。広げていくということであれば迅速に対応しないといけない」
--不要不急の集まりを自粛することも検討することだが
脇田氏「もちろん自粛を強制するという話ではない。国民の皆さんにそういう意識を持ってもらいたいということが、専門家会議の参加者の合意だった。例えば、新年会、送別会を行うとか、そういうことが不要不急と言っていいか分かりませんが。今はスカイプや電話会議とか遠隔地でもできるのでそういうものを利用して不要不急な集まりを避けることになるかなと認識している」
加藤氏「ある意味、人混みを避けてほしいということと同じような意味で使っている」(了)