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私立高校無償化「720万円未満」に 埼玉県が当初予算案

 埼玉県は13日、令和2年度当初予算案を発表した。一般会計総額は前年度比3・8%増の1兆9603億円で、過去最大規模となった。

 昨年8月の知事選で初当選した大野元裕知事が初めて編成した予算案で、「安心・元気のスタートアップ予算」と銘打った。ただ、大野知事が掲げた公約の実現に充てた予算は限定的で、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)による県庁業務の自動化など、上田清司前知事の政策を踏襲する姿勢が際立った。

 予算案は20日開会の県議会2月定例会に提出される。

■3本柱は「安心」「成長」「活躍」

 大野元裕知事が初めて編成した埼玉県の令和2年度当初予算案は「安心・安全の確保」「持続的な成長・発展」「誰もが活躍できる社会の実現」を柱に据えた。

 「安心・安全の確保」では、昨年10月に甚大な被害をもたらした台風19号を教訓に「県土強靭(きょうじん)化緊急治水対策プロジェクト」を推進する。河川の決壊や漏水、浸水の防止など緊急治水対策を実施するとともに、自然災害の被災者支援を拡充し、災害救助法が適用されない半壊世帯も対象とする。

 老朽インフラ対策にも重点的に予算を配分し、橋梁(きょうりょう)の耐震補強や点検、整備を進める。

 豚コレラ(CSF)対策ではワクチン接種や野生のイノシシ検査を継続する。養豚農家の経営を安定させるため、県産のブランド豚の受精卵を凍結し遺伝子を保存する取り組みを実施する。

 警察活動の基盤も強化し、川口北署(仮称)の新設に向けて用地を購入するほか、越谷署の改築費用も計上した。

 「持続的な成長・発展」に関しては、今夏の東京五輪・パラリンピックの成功に向けた取り組みとして、大会を盛り上げるイベントや聖火リレー、埼玉版ホームステイ、ボランティア活動の運営、熱中症対策などの費用を盛り込んだ。

 昨年に開催された「ラグビーワールドカップ2019」で高まったラグビー熱を将来につなげるため、熊谷スポーツ文化公園(熊谷市)にはラグビー専用グラウンドを増設する。

 経済分野では、新1万円札の肖像画に採用され、大河ドラマ主人公への起用も決まった深谷市出身の実業家、渋沢栄一にちなみ、成長企業の育成に取り組む。県内企業の海外ビジネス展開支援やスマート農業・林業の推進など「稼ぐ力」の向上にも力を入れる。

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