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北方領土の日、「ロシアとの安保協議で打開せよ」 東郷和彦元外務省欧亜局長

 安倍晋三首相の自民党総裁任期は令和3年9月までだが、首相とロシアのプーチン大統領の間で平和条約を結べることが望ましい。この2人で成果がなければ、次の政界リーダーが再びバーベルを上げることは考えにくい。

 ロシア側の関心事は北方四島の主権、経済協力、安全保障の3つだ。四島に関して首相は(事実上の2島返還という)最大限の譲歩をしたとみられ、ロシアが乗ってくれば話は終わる。経済協力は民間同士で進んでおり、ウィンウィンの関係で足りない状況ではない。今、ロシアにとって安保が最大の関心事だ。

 ロシアにとっては米露関係が悪化、中国の台頭への危機感もある。一方で日本は今後、いや応なく米中対立に巻き込まれる。20年、30年先の世界情勢を見据え、安保の観点でお互いをどう使えば有利なのかを考え、腹を割って平和条約締結に向けた協議を急ぐことが事態打開につながる。

 日本にとっては日米安全保障条約の根本を変える選択肢はない。そのことはロシアは百も承知で日米同盟にくさびを打ち込めればよいと考えている。話し合ううちにギリギリの解決策が見えてくるのではないか。

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