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自民・河井氏に1億5000万円 “破格”に党内から説明求める声

自民党の河井案里参院議員
自民党の河井案里参院議員

 昨年7月の参院選前に、自民党の河井案里参院議員側に党本部から1億5千万円の入金があったことに、野党からだけではなく自民党内からも疑問の声が相次いでいる。他の議員よりも“破格”の資金提供について、28日の党総務会では出席者から説明を求める声が上がった。

 党総務会では3人の自民党議員が発言した。事実関係の説明を要請し、案里氏への優遇ともみられる対応に関し「公平性が必要ではないか」と指摘した。

 鈴木俊一総務会長は記者会見で「執行部として受け止め、意見があったことを踏まえて適切に対応したい」と述べた一方、1億5千万円という金額については「自分自身のことと比べれば、破格だ」と述べた。

 案里氏側への資金提供をめぐっては、参院選の公示前に案里氏と夫で前法相の克行氏がそれぞれ支部長を務める党支部に、党本部から計1億5千万円の入金があったことが判明。案里氏は今月23日に記者団に事実関係を認めたうえで、「違法性はない」と強調した。

 野党も衆院予算委員会で取り上げており、安倍晋三首相(党総裁)は27日の同委で「一般論として、政党本部から政党支部への政治資金の移転は何ら問題はない」と説明した。

 ただ、案里氏と同じ広島選挙区に党公認で出馬し、落選した岸田派(宏池会)の溝手顕正元国家公安委員長が支部長の党支部への党本部からの入金は1500万円にとどまり、10倍の開きがあった。

 現職だった溝手氏は安倍首相と確執があり、首相と菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官が案里氏を全面支援していた。派の現職重鎮が敗れた岸田派は痛手を負った。案里氏の過剰ともいえる優遇について岸田派中堅は「(1億5千万円は)いくらなんでも異常な金額。党としても恥ずかしい話だ」と語った。(今仲信博)

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