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【政界徒然草】岸田派の軍師にベテランが就任する理由

根本匠前厚労相(左)と安倍首相=昨年12月、首相官邸
根本匠前厚労相(左)と安倍首相=昨年12月、首相官邸
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 「ポスト安倍」に向け、軍師役に顔の広いベテランを起用へ-。自民党岸田派(宏池会)は、派の事務総長に、同派筆頭副会長の根本匠前厚生労働相を兼務で登用する見通しとなった。前事務総長の望月義夫元環境相の死去に伴う措置だが、根本氏は安倍晋三首相や派会長の岸田文雄政調会長と衆院初当選同期で、特に首相と親しい。一方で、政界引退後も派内に影響力を持ち、首相に批判的な古賀誠名誉会長とも良好な関係を築く。派内外の調整を図りながら「岸田政権」を実現できるか。

 「筆舌に尽くしがたい悲しみを覚えずにはいられません。なぜこんなにも早く逝ってしまったのか」

 昨年12月23日、望月氏の地元・静岡市で営まれた葬儀で、岸田氏は絞り出すように弔辞を読みあげた。

 地方議員を経て国会議員になった望月氏は、政局に弱い「お公家集団」とも揶揄される岸田派では、数少ないたたき上げだ。派を超えて多くの議員から「もっちゃん」と呼ばれ、愛された。首相も「宏池会の党人派」と一目置いた。

 平成30年の前回総裁選で、岸田氏が出馬を検討した際には事務総長として他派との折衝を担った。

 「もっちゃんの代わりをできる人はいないよ…」

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