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日中韓サミットが開幕 北朝鮮問題やFTA議論

 【成都=三塚聖平、原川貴郎】中国四川省成都で24日午前(日本時間同)、日中韓3カ国首脳による日中韓サミットが開かれた。安倍晋三首相と、中国の李克強首相、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が出席。今年は日中韓3首脳による会談が始まってから20年の節目になる。北朝鮮の非核化をめぐる問題での連携や、日中韓自由貿易協定(FTA)の実現に向けた交渉加速などについて3カ国で意見を交わす。

 課題となるのが北朝鮮情勢だ。北朝鮮は、非核化などをめぐる米国との交渉期限を年末に設定し、制裁維持を重視する米国に威嚇のトーンを強めている。北朝鮮に関しては、日本人拉致問題解決に向けた協力も日本として重要課題となる。

 日中韓FTAは、22日に北京で行われた日中韓の経済貿易相会合で、実現に向け交渉を加速させる方針が共同声明で表明されている。また、日中韓など16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)についても、来年の協定署名に向けた協力が確認される見通し。

 日中韓サミットの開催に先立ち、24日午前には3カ国の経済界関係者らによる「日中韓ビジネス・サミット」が開かれた。安倍首相は「経済分野において、われわれは既に切っても切れない重要なパートナーであり、多くの分野で協力の潜在力が秘められている」と述べた。

 安倍首相は24日午後、韓国の文氏と個別に会談する。両首脳の正式会談は昨年9月に米ニューヨークで開催して以来、約1年3カ月ぶり。首相は、いわゆる徴用工判決で生じた日韓請求権協定違反の状態を、早期に是正するよう文氏に強く求める。

 一方で、首相は、北朝鮮の強硬姿勢で地域の緊張が高まっていることを受け、安全保障分野での日韓、日米韓の連携の重要性を改めて確認したい考えだ。二国間関係の状態にかかわらず、人的交流を進める必要性も強調するとみられる。

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