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「自分の経験、訴えたい」 初当選の埼玉・桶川市議は筋ジストロフィー

 桶川市議選出馬のきっかけは、今年4月に千葉市議選に出馬した同じ筋ジストロフィーの人の奮闘だ。「その方は落選しましたが、障害があっても選挙活動はできるんだと自信になりました。自分が動かなければ、世の中は変わらないと思い、出馬を決意した」

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 家族や旧知のボランティアの援助を受け、9月から街頭に立ち始めた。とはいえ、障害によって活動は制約された。例えば、雨の日は電動車いすがぬれてしまうので活動できない。すぐに移動できるわけではないので、人通りの多いところの活動も難しい。

 そして「無関心」の洗礼も受けた。「通行する人に無視され続けて心が折れそうになりました。それでもやれるだけやってみようと思った」。最初は「勝つとは思っていなかった」という選挙戦だが、しだいに「期日前投票で入れたよ」などと声をかけられ、手応えを感じるようになった。

 「当選するかも…」と思い始めたのは投開票の2日前。迎えた投票日をまたいで11月18日午前0時過ぎ、初当選が確定した。「現実感がなかった」。得票は720票、19議席中19番目。次点との差は25票という薄氷の勝利に「選挙中、あと1日でも雨が降っていたら危なかった」と振り返る。

 選挙戦で掲げた政策はオストメイト(人工肛門・ぼうこうの保有者)に対応できるトイレの改修や、スロープ式歩道橋の整備-など。障害者の暮らしを支援する政策が目立つ。「日ごろの思いを政策に盛り込んだ」という浦田さんは、開会中の市議会では建設文教常任委員会に入った。

 なんとしても実現したいのは、JR桶川駅と商業施設をつなぐ連絡橋への屋根の設置。雨でも電動車いすで移動できるようにするためだ。23日は一般質問で初めて登壇する。

 「障害の当事者として自分の経験を訴えていきたい」(内田優作)

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