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【続・防衛最前線】155ミリ榴弾砲FH70 手動と精密…陸自主力砲の精度と破壊力

 昨年まで陸自第6特科連隊(郡山駐屯地)連隊長としてFH70部隊の指揮を取っていた牧野雄三1佐(現・防衛省陸上幕僚監部広報室長)は「マニュアル(手動)の兵器でありながら精密さも要求される。それに、マニュアル兵器を使いこなせなければ最新兵器は扱えない」と語る。

 2人1組で行う弾込めも、一定の強さで押し込まなければ砲身内の薬室(発射薬を収める空間)の容積が微妙に変わり、飛距離が安定しない。常に同じ力で行えるように「押し込む訓練」も積む。

 現代戦では敵装備の電子システムの無力化を狙う電子・サイバー攻撃が常套手段になる。牧野氏は「FH70は最新兵器ではないが、厳しい戦線ではマニュアルであることが強みにもなる」と語る。

 そんなFH70も登場から40年近い年月を重ね、開発国の英国やドイツでは退役した。自衛隊でも後継の大砲として「19式装輪自走155ミリ榴弾砲」を開発し、今年度から順次入れ替えていく方針だ。「19式」はタイヤで走行し、「奇襲したらすぐに移動し、停車したら即射撃する」能力が向上する。操作も一部自動化する。

(政治部 田中一世)

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