「復興の取り組み応援」 首相、宮城の被災地視察

安倍晋三首相は24日、東日本大震災や台風19号の被害の復興状況を視察するため宮城県を訪問した。南三陸町で被災地の商店街が自慢の逸品を競う「復興グルメF-1大会」であいさつし「復興は政権の最重要課題だ。これからも、こうした前向きな取り組みを応援していく」と強調した。
販売されている鶏の唐揚げや「さんまメンチ」を試食し、出店者らと意見を交わした。震災の記憶と教訓を後世に伝える「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」では、津波で流された車や壊れた机など保存された当時の状況を見学。震災で被害に遭った造船4社が合併して設立した「みらい造船」の新工場も視察する。
午後には大崎市で台風19号により堤防が決壊した吉田川の復旧状況を確認し、作業を進める国土交通省の担当者から説明を受ける。