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【安倍政権考】辞任、英語試験、台風対応 官邸戦線異状あり

 2日後の11日に予定していた内閣改造は天皇陛下の認証式を伴うため、日程変更は難しかっただろう。だが、台風上陸前に関係閣僚会議を一度も開かず、首相が全閣僚に警戒を指示したのが「意見交換の場」(内閣官房)である閣僚懇談会だったことや、最大瞬間風速57・5メートルの暴風を「予測できなかった」(政府高官)と釈明する姿勢には違和感を禁じ得ない。

 自然災害から国民の命や暮らしを守ることは政府の責務であり、警戒態勢に最善を尽くすのは当然だからだ。

 今のところ、こうした政府のほころびが内閣支持率の低下を招く事態には至っていない。だが、危機管理能力の高さは安倍政権の原点であり、野党の批判を寄せ付けず、長期政権を維持してきた最大の武器でもある。だからこそ、今一度襟を正して政権運営に取り組んでほしい。

 北朝鮮や日米、日中など国際情勢は厳しくなり、景気や人口減対策など課題は山積している。何より、宿願の憲法改正を本気で目指すなら、不手際でつまずいている時間はないはずだ。

(政治部 小川真由美)

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