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【台風19号】タワマン、立地や構造に懸念 被災し露呈、買い控えも

 ただ、タワマンの建物自体の脆(ぜい)弱(じゃく)性を指摘する声もあがる。

 マンション防災に詳しい神戸大大学院工学研究科研究員の大西一嘉氏によると、タワマンは超高層となる分、日陰の面積が大きくなるため、周辺住民への日照をめぐる悪影響を避け、川や湾岸に建設される傾向があるという。タワマン居住者にとっても良好な眺望が期待でき、人気も高まるからだ。

 また、電気機器などを置く地下室では、換気のため通風口の設置が義務付けられており、そこから浸水する危険があるという。大西氏は「通風口は地表面から高くないところにあり、そこから水が入ってくる」と指摘。「思わぬところに通風の穴が空いていて、平面図を見ても、なかなか把握するのは難しい」と述べ、対策に乗り出すには、本格的に設計を見直す必要が出てくると説明する。

 自治体による高層マンションの災害対策が水害については後手に回っている現状も、タワマン不安に拍車をかけそうだ。東日本大震災以降、災害対応は地震への備えが中心になっているからだ。川崎市の担当者は「高層集合住宅への防災備蓄や災害対応トイレの導入を推奨するなど、あくまで震災対策の一環で対応を進めてきた」と強調。高層マンションの水害対策を担当する部署は置かれていないという。(大坪玲央、岡田美月)

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