PR

ニュース 政治

飛び火警戒 野党「糾弾」手控え 参院予算委

参院予算委員会で質問する国民民主党・森裕子氏=15日午前、国会・参院第一委員会室(春名中撮影)
参院予算委員会で質問する国民民主党・森裕子氏=15日午前、国会・参院第一委員会室(春名中撮影)

 台風19号の被害も生々しい15日に開かれた参院予算委員会で、災害対応をめぐる野党の政府追及は抑え気味だった。

 「被災地は苦しんでいる。なぜ予算委をやることを了としたのか」

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は安倍晋三首相にそう迫り、予算委の開催自体を問題視。国民民主党の森裕子氏は、東京都台東区が避難所に訪れた路上生活者(ホームレス)2人の受け入れを断っていたことを取り上げ「重大な問題だ」と対応を迫った。首相は「全ての被災者を適切に受け入れることが望ましい」と答弁した。

 しかし、野党が台風対応で政府を徹底的に糾弾する場面は少なかった。被災直後で人命救助や復旧作業が進行していることに加え、追及を契機に都合の悪い事実に焦点が当たることを避けたい事情もありそうだ。

 立民の有志議員は、台風15号被害の拡大中にゴルフコンペを開催していたことが明らかになっており、旧民主党政権が「無駄な公共事業」として建設凍結に動いた八ツ場ダム(群馬県)が台風19号で大きな治水効果を発揮したことも話題となっている。

 代わって野党側は関西電力役員らの金品受領問題などの追及に注力。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付に関しては、福山氏が「事実上の検閲だ」と見直しを迫った。ただ、政府を追い込むには至らず、論戦は迫力を欠いた。(千葉倫之)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ