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北漁船の沈没事故、海保が本格捜査に着手 北に協力要請も

 平成30年9月、大和堆周辺で海上保安庁の巡視船から放水を受ける北朝鮮漁船(同庁提供)
 平成30年9月、大和堆周辺で海上保安庁の巡視船から放水を受ける北朝鮮漁船(同庁提供)

 日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)にある好漁場「大和堆(やまとたい)」周辺で水産庁の漁業取締船に衝突した北朝鮮漁船が沈没した事故で、海上保安庁が業務上過失往来危険容疑などで、本格捜査に着手したことが9日、政府関係者への取材で分かった。日本側は今後、外交ルートで北朝鮮側に漁船員への任意聴取を要請することなども検討し、全容解明を進める。

 第9管区海上保安本部(新潟)は同日、新潟港に入港した取締船船長らから事情聴取。船体の破損状況を調べた。また、取締船が撮影した事故当時の映像などの解析も進めている。

 現場は公海で国連海洋法条約により北の漁船員に対する捜査権は北朝鮮側にある。日本側は漁船員に強制捜査はできず、北朝鮮側に任意聴取の協力を求めるが、北朝鮮側が要請に応じるかは不明だ。

 沈没現場は水深が1千メートル以上で漁船の引き揚げが極めて困難なことから、全容解明は難航する可能性がある。

 事故は7日朝、能登半島の北西約350キロで発生。取締船がEEZから退去するよう警告、放水した直後に漁船が急旋回して衝突。漁船が沈没した。けが人は確認されていない。

 事故後、日本側に救助された漁船乗組員は別の北朝鮮船が収容。巡視船は事情聴取を要請したが応答はなかった。水産庁によると、沈没した漁船は密漁の疑いがあったが、発見時は操業しておらず、漁具や魚も確認できなかっため、身柄拘束などは行わなかった。

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