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【市場の未来~豊洲移転1年~】(上)衛生面「抜群」、交通アクセスに課題

 天ぷらダネの魚を扱う仲卸「ナンバ水産」の難波昭信社長(58)も「築地の時のように、魚に温かい空気が触れてしまう悩みもなくなったし、魚の鮮度を落とさないために使う氷の量も大幅に減った」と強調する。

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 ただ課題はある。最大の課題は、交通アクセスが築地市場に比べて悪く、駐車場も少ないことだ。

 豊洲には、地下鉄8号線(有楽町線)の延伸計画(住吉-豊洲)もあるが、進展はみられない。現時点で最寄り駅は、かつて“都会の秘境”と称された新交通システム「ゆりかもめ」の市場前駅のみ。付近に大江戸線や日比谷線が利用できる鉄道駅があり、有名飲食店などが並ぶ銀座(中央区)も徒歩圏内という抜群の立地だった築地市場とは大きく違う。

 大作早山商店の早山社長は「築地のころは銀座の小料理店のお客さんも、自転車でマグロを買いに来てくれたりした。豊洲に移ってからは、遠いし不便だからと、そういうお客さんが離れていった」と嘆く。

 交通が不便になった分、豊洲を利用する顧客は車を使用する機会が増えるのだが、駐車場は不足する傾向にある。時間帯によっては駐車場へ入るのを待つ車が見られることもあるという。

 「ナンバ水産」の難波社長は「買いに来てくれるお客さんのためにも駐車場の確保は必須だ」と求めている。

 

 「日本の台所」と親しまれた築地市場が、豊洲へ移転してまもなく1年を迎える。豊洲の将来はどこへ向かうのか。築地はどうなるのか。市場の未来の姿を探った。

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