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対中防衛、新局面に 宮古島で弾薬庫建設着工 十島「村守るため自衛隊誘致」

 十島村の肥後正司村長は9月12日の村議会で表明した。尖閣諸島(沖縄県石垣市)への中国の挑発を受けた無人島の管理強化という課題と、自衛隊の無人島活用を望む元島民の声を踏まえ、肥後氏は平成29年から誘致に向け防衛省・自衛隊幹部と面会してきた。

 実は、肥後氏は同年7月、防衛省の訓練企画担当者による無人5島の現地調査にも同行している。肥後氏は「どの地点が島に上陸しやすいか調べているようだった」と振り返る。

 防衛省は離島奪還作戦を行える初の訓練場を整備し管理隊員を常駐させることを検討し、候補地に十島村の無人島である臥(が)蛇(じゃ)島(じま)が浮上している。担当者の調査は検討を裏付けるものだ。

 災害派遣の迅速化、無人島・周辺海域の警戒監視能力の向上、村の活性化など自衛隊誘致の理由は多岐にわたる。有人7島で194人の村民を集めた座談会では自衛隊誘致に反対したのは2人だけで抵抗感は少ないが、横やりが入った。県内の団体などの関係者5人が軍事的緊張を助長するなどとして自衛隊誘致の撤回を要請してきたのだ。

 5人は村民ではない。肥後氏は「村の実態を知らないのだろう。災害対応や無人島活用で頼りになるのは自衛隊だ」と明言する。

 ■即応態勢は不可欠

 「射撃目標は上陸船団 目標番号○○○」「了解」

 8、9両月に九州を中心に行われた陸自と米陸軍の訓練オリエント・シールド。米陸軍は高機動ロケット砲システムのHIMARS(ハイマース)を初めて投入し、陸自の12式地対艦ミサイルと共同で敵艦艇を迎え撃つ訓練を実施した。

 ハイマースは発射台となり、ATACMS(エイタクムス)という戦術ミサイルを搭載すれば射程は約300キロ。陸自の12式の射程は約200キロだ。

 沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡は約300キロの距離がある。エイタクムスは本島からだけで海峡全体を射程に収めるが、12式は本島と宮古島の双方に置くことで海峡をカバーできる。

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