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【安倍政権考】小泉進次郎環境相が“小泉語録”で被弾の理由

 一方で、政府高官は「戦線が拡大してしまっている」とも指摘する。戦線拡大とは、小泉氏が質問に全て自分で対応しようとしている姿勢のことで、今の弱点を言い当てている。

 小泉氏は平成21年の初当選以来、自民党農林部会長や厚生労働部会長を歴任し、主に農業や社会保障、国会改革などを手がけたが、環境政策との接点は薄い。報道各社のインタビューでは「秘書官には私を環境のプロ、原子力行政のプロに変えてくれと言っている」と意気込んだが、どんな猛特訓を受けても、効果を発揮できるのはもう少し先だろう。小手先の勉強で実績を出せるほど、環境問題は生やさしくはないからだ。

 思うに、小泉氏は大臣就任後、自分を取り巻く視線が格段に厳しくなったという自覚が不十分ではないか。

 大臣とそれ以外の政治家では責任の重さが違う。大臣の実績は国益を左右し、不始末は最終的に任命権者である首相の責任となる。小泉氏の失敗は起用した安倍晋三首相の失政につながり、場合によっては政権が倒れることもありえる。

 38歳の小泉氏は閣僚の中では一番若いが、初当選から10年たっており、世間に目を転じれば、30代で上場企業の幹部を務めることは珍しくない。安倍首相は初当選から10年後に党幹事長に起用されている。

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