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内閣改造 菅氏が存在感 近い小泉氏ら入閣、各派閥は横ばいか減少

 11日に発足した第4次安倍晋三再改造内閣の閣僚数を自民党派閥別にみると、0~3人で、前回平成30年10月の内閣改造と比べいずれも横ばいか減少だった。一方、無派閥議員が6人を占め、唯一の「勝ち組」となった。小泉進次郎環境相や菅原一秀経済産業相、河井克行法相ら菅義偉官房長官に近いとされる議員の起用が目立ち、派閥に所属しない菅氏の存在感が際立っている。(長嶋雅子)

 「菅氏の影響力がさらに高まっているのかな…」。自民党の中堅議員はこうつぶやいた。サプライズ人事となった小泉氏の初入閣を後押ししたのは菅氏とされる。小泉氏は同じ神奈川県が地盤の菅氏と関係が良好で、先月は首相官邸で結婚を報告。安倍首相の指示で小泉氏に電話で入閣を打診したのは菅氏だった。

 菅原氏は、菅氏に近い無派閥の中堅議員でつくる勉強会を今年発足させ、河井氏は首相との関係が良く、菅氏とも近い。菅氏本人を含め、これらで4人となり、今回の内閣で「最大勢力」とも言える。

 一方、首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会、97人)からは改造前と同じ3人を起用した。首相側近の萩生田光一文部科学相と西村康稔経済再生担当相の2人を初入閣させた。下村博文元文科相を党四役の党選対委員長に登用し、政府と党にバランスよく配置した。

 麻生派(志公会、54人)は2人減の3人となった。ただ、河野太郎前外相が横滑りで防衛相に、鈴木俊一前五輪相が党総務会長にそれぞれ起用された。選対委員長を外れた甘利明氏は党税調会長就任が内定し、同派幹部は「政権を中枢で支えられるポジションだ」と語る。

 竹下派(平成研究会、53人)は改造前と同じ2人。茂木敏充外相と加藤勝信厚生労働相の「ポスト安倍」候補が順当に入閣した。

 留任となった岸田文雄党政調会長が会長を務める岸田派(宏池会、46人)は3人から2人に減少。周囲で期待が高まった岸田氏の党幹事長就任はかなわず、要職の党税調会長ポストも甘利氏に奪われた形だが、「待機組」の2人を閣内に押し込み、面目を保った。

 二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、46人)は改造前と同じ2人。幹事長留任で満足の結果といえそうだ。石原派(近未来政治研究会、11人)は森山裕国対委員長が留任したが、今回も閣僚はゼロだった。

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