PR

ニュース 政治

【外交安保取材】首脳会談27回、安倍首相はプーチン氏の真意をつかめているのか

 しかし、首相の意向とは裏腹に、ロシア側は本気で交渉を進めようとした様子はみられない。首相の提案からわずか2カ月後の今年1月中旬、ロシアは国家安全保障会議で「交渉を急がず、日本側のペースで進めない」との交渉方針を決定した。

 平和条約締結交渉の前提として、第二次大戦の結果、北方四島がロシア領となったことを日本が認めることや、性急に交渉を進めず徹底的な検討が必要であることなども確認した。会議の議長はプーチン氏だ。

 当然ながら、その後の首脳会談でも、交渉責任者に指名された河野太郎、ラブロフ両外相の会談でも、平和条約締結の前提となる北方領土問題は進展せず、交渉は膠着(こうちゃく)状態が続く。

露は領土問題に正面から向き合わず

 安倍首相は今回の東方経済フォーラムを機に、「仕切り直し」を狙っていた。プーチン氏が昨年、前提条件抜きの平和条約締結を提案したように、「首相から何らかの働きかけをするつもりだった」(政府関係者)という。

 だが、首脳会談直前の5日未明、プーチン氏は色丹島で露企業が新設した水産物加工場の稼働式典にウラジオストクからビデオ中継で参加し、祝福した。プーチン氏が領土問題に正面から向き合う意思がないことを示すものだ。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ