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野党、年金・外交・口利き疑惑の3点セットで閉中審査要求

秋の臨時国会に向け、年金・外交・口利き疑惑の3点セットで攻勢を強める立憲民主党の枝野代表
秋の臨時国会に向け、年金・外交・口利き疑惑の3点セットで攻勢を強める立憲民主党の枝野代表

 立憲民主、国民民主、共産など主要野党は秋の臨時国会に向け、「公的年金の財政検証」「日米貿易交渉」「前厚生労働政務官の『口利き』疑惑」の“3点セット”で政府への攻勢を強める構えだ。ただ、永田町はいまだ「夏休み」モードで、野党が求める閉会中の国会審議に政府・与党が応じる気配はない。せっかくの追及材料も鮮度を失いかねない。(千葉倫之、千田恒弥)

 「いろんなテーマがあり、われわれは『早くやれ』と言っている」

 立民の枝野幸男代表は28日のラジオ日本番組でこう述べ、早期の国会審議を要求した。国民の玉木雄一郎代表も記者団に「国内外で政府にしっかり問いただすべき案件が多々ある」と語った。立民国対幹部は29日、「9月2日以降、与党側との本格的な交渉に入りたい。秋の臨時国会の前倒し開会も求める」と語り、野党が結束して与党に対峙(たいじ)する考えを示した。

 今年の通常国会は7月に参院選を控え、6月下旬に早々に閉会した。参院選後の8月上旬に開かれた臨時国会は参院選の結果を受けた手続きが中心で、実質的な審議はなかった。国会論戦の主舞台は衆参の予算委員会だが、安倍晋三首相が出席しての審議は4月以降、一度も開かれていない。

 野党は与党との交渉で秋の臨時国会の早期開催や、予算委などの閉会中審査を勝ち取り、論戦の主導権を握りたい考えだ。追及のテーマは老後資金が年金以外で2000万円必要だとした金融庁金融審議会の報告書にも関係する公的年金の財政検証や、日本が約250万トンの飼料用トウモロコシを購入することも含めた日米貿易交渉を念頭に置く。

 この2点に加え、厚生労働政務官を辞任した自民党の上野宏史衆院議員の外国人労働者の在留資格に絡んだ「口利き」疑惑も浮上。野党は上野氏の疑惑や財政検証などに関する省庁への合同ヒアリングを連日のように開催しており、政府追及で歩調を合わせている。 とはいえ、追及の舞台はなく、空回りの状況だ。政府・与党は9月中旬に内閣改造を行い、臨時国会を10月4日に召集する方針で、閉会中審査に応じる気配はない。与党国対関係者は「要求は聞き置くが、9月中の閉会中審査は時間的に厳しい」と述べ、野党の求めを受け流す構えを示した。

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