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【安倍政権考】「前のめり」農水省のブレーキ役に厚労省 農業輸出拡大へ着々 

 しかし、厚労省によるハサップ認定はスピードが遅かった。牛肉の加工施設の認定に2年近くかかるケースもあったという。このため、輸出に向けた商談を進める農水省と足並みがそろわない場面が増えていた。

 農水産物の輸出拡大は、担い手不足などに悩む農家の収入増につながることから、政府は地方創生と経済政策「アベノミクス」の重点課題に位置づけてきた。特に力を注いできたのが菅氏で、周囲には「徹底して省庁の縦割り行政を排除しろ」と指示を出している。農水省が強化チームを立ち上げて準備を急ぐのは「菅氏の目があるから」(政府関係者)とも言える。

BSE問題の苦い記憶

 しかし、政府内にはこうした「前のめり」な姿勢を危ぶむ声もある。

 ある厚労省関係者は「牛肉などの処理施設では、一般的に国内向けと海外向けを同時に扱っている。現状では国内向けが圧倒的に多く、わずかな海外向けだけを取り出して農水省が審査するのは現実的ではない」と指摘する。

 この関係者は、国内向けも合わせて農水省主導で審査をすると、消費者から反発が起きかねないと主張。「BSE問題の記憶もある。産業の振興と規制を同じ省庁がやるのは危ない」というのだ。

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