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共産、野党で蚊帳の外 共闘推進も統一会派からは除外

共産党の志位和夫委員長(酒巻俊介撮影)
共産党の志位和夫委員長(酒巻俊介撮影)

 共産党の志位和夫委員長が立憲民主党などに「野党連合政権」の樹立を呼びかけ、次期衆院選に向けた共闘態勢を強化しようと本格的に動き出した。ただ、共産は立民が統一会派結成を呼びかけた政党に入っていない。志位氏の熱き思いは伝わるのだろうか。

 「衆院選で共闘勢力の勝利を勝ち取る上でも政権構想の合意は必要不可欠。野党連合政権の道を開くことは可能だと訴えたい」

 志位氏は8日夜に東京都内で開かれた「党創立97周年記念講演会」でこう強調し、立民などに関係強化を求める考えを示した。参院選で躍進したれいわ新選組との連携にも意欲を見せ、「こうした政党が新たに誕生したことを歓迎する」と述べた。

 野党は7月の参院選で、32の改選1人区で統一候補を擁立した。前回平成28年に獲得した11議席に1議席届かず、共闘の限界も指摘されるが、共産は「勝利」と受け止め、共闘の深化に前のめりとなっている。

 とはいえ、共産のラブコールに他の野党が応える保証はない。立民の枝野幸男代表は5日、国民民主党(玉木雄一郎代表)、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(野田佳彦代表)、社民党に衆院での統一会派結成を呼びかけたが、共産には「総合的な判断」で声をかけなかった。共産との連立政権に関して立民幹部はこれまで繰り返し「無理だ」と述べており、共産が入る野党連合政権の実現に向け、野党が結束しているとは言いがたい。

 「民主党政権を持ち出して野党共闘を攻撃するのは筋違いだ。共闘が目指しているのは民主党政権の復活ではない」

 志位氏は講演でこうも語り、参院選で野党共闘を批判した安倍晋三首相を激しく非難したが、枝野氏が呼びかけた統一会派の枠組みは「民主党政権」以外の何ものでもない。(内藤慎二)

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