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【単刀直言】鈴木宗男・日本維新の会参院議員 北方領土 焦点は9月会談

 実際、翌年から日露間の交渉は本格的に動き始めました。28年5月のロシア・ソチでの首脳会談では、「新しいアプローチ」で交渉を進めることで一致し、安倍首相は8項目の経済協力プランを提示しました。今、医療やエネルギー、先端技術など多くの分野で民間企業を巻き込んだプランが進んでいます。

 同年12月には安倍首相の地元、山口県長門(ながと)市での首脳会談で、北方四島での共同経済活動に関する協議を開始することで合意しています。四島を実効支配するロシアにとっては自らの施政権に関わる問題ですが、今年6月の大阪市での首脳会談では観光ツアーやごみ処理のパイロット(試行)事業をこの秋にも実施することで一致しました。大きな成果だと思います。

 昨年11月のシンガポールでの首脳会談では、昭和31年の日ソ共同宣言を基礎とした平和条約締結交渉の加速化で合意しました。その後、交渉が停滞しているかのように報じるメディアもありますが、そんなことは決してありません。

 ロシア側は7月の参院選で安倍首相の足元が揺らぐことがないかをじっと見ていました。与党の勝利によって今後も安倍首相の政権基盤が盤石であることが明らかとなり、ロシアも本腰を入れて日本側と交渉するという態度で臨んでくるでしょう。

 次の焦点は9月4日から極東ウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」に合わせて調整されている首脳会談です。安倍首相がどのようなメッセージを送り、プーチン大統領がいかに反応するか。そこが一番の注目点だと思います。

 安倍首相の自民党総裁としての任期はあと2年余り。残された時間は少ないと見る人もいますが、そんなことはありません。ウラジオストクでの首脳会談で新しい道筋をつけることができれば、あとは一瀉千里(いっしゃせんり)(一気)に進められると思います。

 プーチン氏ほど日本に関心を持っている政治家は、ロシアにいません。日本の政治家でも、安倍首相ほど対露外交に精通している人はいません。安倍首相とプーチン氏でしか、この問題は解決できないのです。

 国益に与党も野党もありません。私は安倍首相の対露外交を1000%信頼し、私が持っている人脈や情報、経験のすべてを役立ててもらいたいと思っています。(力武崇樹、内藤慎二)

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