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参院選2019特集 政治

【政界徒然草】「改憲勢力」の違和感 2/3割れで憲法改正に近付いたのか

 なぜなら、衆参の憲法審査会の議論や政党間の協議を通じ「どうすれば3分の2以上の賛成を得られるか」を模索し、改正原案(どの項目をどう変えるかの条文案)を作成する努力が求められるからだ。党憲法改正推進本部の幹部は「マスコミに『3分の2』といわれれば、野党や公明党は警戒する。他党が『うちが乗らなければ憲法改正できない』と思ったほうが(他党が軟化し、議論や交渉が)やりやすくなる」と解説する。

 首相は「自衛隊の明記」に強い思い入れがあるが、公明や国民は批判的だ。一方、大災害発生時などの国会議員の任期延長や環境権の憲法への明記は、両党内で肯定的な意見があり、有力な改憲項目になり得るだろう。

 今後は、国民や無所属議員も加えた改憲勢力の再構築が課題となる。

 参院選後、参院の国民会派では維新との統一会派構想が浮上。一方、立民の枝野幸男代表は8月5日、国民、社民両党などに衆院での統一会派結成を打診した。臨時国会での議論の加速に向け、与野党の駆け引きはさらに活発化するだろう。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した8月3、4両日の合同世論調査では、各党が憲法改正に向け議論を活発化させるべきだと思うとの回答が6割を超えた。立民が改憲議論を拒み続ければ、国会で孤立するかもしれない。

(政治部 田中一世)

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