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海中で自然分解の新プラ素材を国際標準化 政府、ISO提案へ

インドネシアの海岸にたまったプラスチックごみ=2018年4月(ロイター)
インドネシアの海岸にたまったプラスチックごみ=2018年4月(ロイター)
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 プラスチックごみによる海洋汚染問題の解決に向けて日本企業が開発を進める機能素材「海洋生分解性プラスチック」について、政府主導で製品規格の国際標準化を進めることが17日、分かった。経済産業省が近く有識者会議を立ち上げ、国際標準化機構(ISO)に提案する製品規格などを議論。数年以内のISO規格提案を目指す。海洋生分解性プラ分野の開発は日本企業が先行しており、規格発行により成長分野の競争力強化につなげる。

 世界では年800万トン以上のプラごみが海へ流出しているとされ、2050年には海洋中のプラごみの重さが魚の重さを上回るとの試算もある。流出したプラごみが紫外線や波で5ミリ以下に砕かれた「マイクロプラスチック」は有害物質が含まれたり付着しやすかったりし、海の生態系への悪影響が懸念される。

 海洋生分解性プラは、海中において微生物の力で自然分解される素材で、海中浮遊する期間が短く、国内では三菱ケミカルやカネカなどが開発を進めている。ただ今後の普及には、分解技術の信頼性確保や品質の差別化が不可欠で、業界からは、海洋生分解性プラの機能や品質基準に対する“お墨付き”が必要との意見が出ていた。

 開催される有識者会議はISO規格発行に携わる産業技術総合研究所のほか、日本バイオプラスチック協会、素材企業などが参加。規格提案に向けて必要な科学的データなどの検討を進める。諸外国ではイタリアやドイツも同分野のISO規格を提案するが、政府は日本企業の技術水準を考慮した結果、新たなISO規格の提案でより差別化が図れると判断した。

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