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参院選2019特集 政治

【激戦区を追う】大阪 維新攻勢、守りの自公 しのぎ削る野党

 府内を7つのブロックに分けた上で、地元議員らと連動して動員数や駅立ちのノルマを課し、「上意下達の維新並みの選挙戦」(自民関係者)を展開する。

 知事時代の財政運営が維新の攻撃の的となっている太田だが、批判の応酬は避け、街頭では政権与党の強みをアピール。14日も大阪市内の商店街でマイクを握り、「子育て支援や女性活躍推進に力を入れてきた。これからも中小企業対策をしっかりやる」と、議員としての実績を前面に押し出した。

 「反応はよくなっている。世代の幅を広げていきたい」と意気込む陣営関係者。だが「候補者を1人に絞らなかったら厳しかっただろう」とも打ち明ける。

 「維新が大阪で行った行財政改革を国政でもやらせてほしい」。大阪市内の街頭に立った維新現職の東徹(52)は「改革」の必要性を強調した。維新は公示直前に新人の梅村みずほ(40)も擁立し、前回選に続く2議席確保をうかがう。

 攻めの姿勢を下支えしているのは、大阪府市での行政運営の実績だ。知事と市長のポストを8年近くにわたって独占してきた維新は、ダブル選の際も前代表・橋下徹以来の改革路線の継承を訴え、維新政治への信任を得た。

 所属議員をフル動員し、まんべんなく担当エリアを回るドブ板の戦いで、知名度に劣る梅村には代表の松井一郎(大阪市長)や代表代行の吉村洋文(知事)がバックアップに入る。維新幹部は「片方でも落とせば負けに等しい」と表情を引き締めた。

 一方、政権批判を展開し激しく争っているのが、共産現職の辰巳孝太郎(42)、立憲民主新人の亀石倫子(45)、国民民主新人のにしゃんた(50)だ。全国32の1人区では野党が統一候補を立ててまとまったが、大阪ではしのぎを削る関係。それぞれ無党派層への浸透を狙い、街頭での演説を重ねるが、票の分散を指摘する声もある。(文中敬称略)

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