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ハンセン病家族訴訟の控訴見送りに関する首相談話全文

ハンセン病患者家族への賠償をめぐる判決で、政府が控訴を断念する事を発表する安倍晋三首相=9日午前、首相官邸(春名中撮影)
ハンセン病患者家族への賠償をめぐる判決で、政府が控訴を断念する事を発表する安倍晋三首相=9日午前、首相官邸(春名中撮影)

 政府は12日、ハンセン病家族訴訟で国に損害賠償を命じた熊本地裁判決の控訴見送りに関し安倍晋三首相の談話を持ち回り閣議で決定した。談話全文は以下の通り。

 6月28日の熊本地方裁判所におけるハンセン病家族国家賠償請求訴訟判決について、私は、ハンセン病対策の歴史と、筆舌に尽くしがたい経験をされた患者・元患者の家族の皆様のご労苦に思いを致し、極めて異例の判断ではありますが、あえて控訴を行わない旨の決定をいたしました。

 この問題について、私は、首相として、どのように責任を果たしていくべきか、どのような対応をとっていくべきか、真剣に検討を進めてまいりました。ハンセン病対策については、かつて採られた施設入所政策の下で、患者・元患者の皆様のみならず、家族の方々に対しても、社会において極めて厳しい偏見、差別が存在したことは厳然たる事実であります。

 この事実を深刻に受け止め、患者・元患者とその家族の方々が強いられてきた苦痛と苦難に対し、政府として改めて深く反省し、心からおわび申し上げます。私も、家族の皆様と直接お会いしてこの気持ちをお伝えしたいと考えています。

 今回の判決では、いくつかの重大な法律上の問題点がありますが、これまで幾多の苦痛と苦難を経験された家族の方々のご労苦をこれ以上長引かせるわけにはいきません。できる限り早期に解決を図るため、政府としては、本判決の法律上の問題点について政府の立場を明らかにする政府声明を発表し、本判決についての控訴は行わないこととしました。

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