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河野氏「真摯に反省」 北方領土返還めぐる発言 本紙が抗議

 河野太郎外相が講演で北方領土問題をめぐりロシア側に四島返還を求めるつもりはないとの考えを示したと報じた1日配信の「産経ニュース」を自身のツイッターで「ひどい捏造(ねつぞう)」と批判したことに対し、産経新聞社は9日、報道内容は「(講演会の)質疑に基づく公然の事実で、『捏造』や『誤報』ではない」と厳重に抗議し、ツイートの削除や発言の撤回などを求めた。河野氏は同日午後の記者会見で「言葉足らずのところがあれば、そこは真摯(しんし)に反省し、おわびする」と述べた。このツイートは同日、削除された。

 抗議は井口文彦東京編集局長名で、外務省報道課と衆院議員会館の河野事務所を通じ文書で行った。

 河野氏は1日の都内での講演会の質疑で、北方領土問題をめぐる政府の対露交渉方針に関し、産経新聞の斎藤勉論説顧問が「四島返還に立ち戻って交渉をやり直すことは全く考えていないのか」と質問したのに対し、「全く考えておりません」と答えた。

 これを受け、産経新聞は1日夕、対露交渉方針をめぐり、河野氏が「四島返還に立ち戻る考えはないかを問われ、『まったく考えていない』と述べた」と伝える記事を「産経ニュース」に掲載した。河野氏はこの記事について、自身のツイッターに「ひどい捏造」と書き込み、外務省で記者団に対し「誤報」と批判した。

 産経新聞は3日付朝刊で、講演会での質疑のやりとりを掲載し、事実関係を明らかにした上で河野氏に抗議し、発言などの訂正を求めていたが、河野氏が応じなかったため、正式に書面で抗議した。

 河野氏が1日、都内で講演した際、斎藤論説顧問とやりとりした主な内容は以下の通り。

 --日本(の要求)が四島から二島に降りても、やはりだめだということがだんだん国民もわかってきたと思う。四島返還という「歴史的正義」にもう一回立ち戻って交渉をやり直すということは全く考えておられないのか。確認したい

 河野氏「全く考えておりません」

 --「全くない」とおっしゃったのか。これから期待をもっていいという要素はあるのか

 河野氏「あの、70年解決できなかった問題が半年で解決されたら、私と(ロシアの)ラブロフ外相、きっとノーベル平和賞をもらえると思いますんで、そう簡単ではありませんけども、ここはしっかりやります」

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