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参院選2019特集 政治

【参院選】大分 与野党拮抗で総力戦 礒崎氏、公明が頼みの綱 安達氏、陣営にすきま風

 大分選挙区は3選を目指す自民現職の礒崎陽輔氏(61)と野党統一候補の無所属新人、安達澄氏(49)による事実上の一騎打ちだ。九州・山口の改選1人区の中で、最も激しい選挙戦が予想される。

 「相手は候補を一本化してきた。絶対に負けるわけにはいかない」

 礒崎氏は大分県別府市のJR別府駅前で出陣式を開いた。10月に始まる幼児教育の無償化など、政権の実績を強調した。その表情には切迫感が漂っていた。

 礒崎氏の過去2回の選挙(平成19、25年)では、野党系候補が乱立し、その間隙を突くことができた。

 一方、28年の参院選では、自民新人が民進党(当時)現職に挑んだ。安倍晋三首相が複数回、来援したにもかかわらず、九州・山口の選挙区で唯一、議席に届かなかった。

 礒崎氏は初めて、野党統一候補とぶつかる。陣営の危機感は強い。出陣式には、総合選挙対策本部の本部長、衛藤征士郎衆院議員や公明党の江田康幸衆院議員らが駆けつけた。

 陣営にとって頼みの綱は公明党だ。自民県連と公明県本部は、礒崎氏と公明の比例候補を相互推薦する。陣営幹部は「野党とは拮抗(きっこう)している。公明票がなければ苦しい」と漏らした。

×  ×  ×

 礒崎氏の出陣式から遡(さかのぼ)ること30分。安達氏も同じ別府駅で第一声を上げた。

 「生活や思いに想像力を働かせることができない政治や行政を、変えていこうではありませんか」

 野党側には、首相の側近とされる礒崎氏を落選させ、政権に打撃を加えたいとの思惑もある。立民県連代表の横光克彦衆院議員は「安倍1強政治を打ち破るためにも、負けられない」と気勢を上げた。国民県連幹部も「総力戦で2連敗すれば、(自民の)プライドも傷つくだろう」と語った。

 ただ、陣営には微妙なすきま風が吹く。安達氏の出陣式で、共産関係者がマイクを握ることはなかった。共産と相いれない連合の意向が働いたからだ。

 同選挙区には諸派新人の牧原慶一郎氏(41)も立候補している。

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