PR

ニュース 政治

河野外相、四島返還「考えてない」発言は「方針不変の意味」と説明 やり取り詳報

河野太郎外相
河野太郎外相

 河野太郎外相は1日、東京都内での講演で、日露平和条約締結の前提となる北方領土問題に関し、ロシア側に四島返還を求めるつもりはないとの考えを示したことに関し「日本政府の交渉方針を全く変えることはないという意味で申し上げた」と述べた。外務省で同日、記者団に語った。

 政府は昨年11月の日露首脳会談で1956(昭和31)年の日ソ共同宣言を基礎にした平和条約締結交渉の加速化に合意して以降、四島の返還を求め続けるかなどについての交渉方針を明らかにしていない。河野氏は「交渉の中身について私は一切申し上げないということをこれまでも申し上げている。交渉の方針について、対外的に申し上げることはない。現在の交渉方針を変えるつもりはない」とも述べた。

 河野氏は、産経新聞が講演を受けて配信したインターネットの記事について、自身のツイッターに「ひどい捏造(ねつぞう)。交渉方針を変えることは考えていないと申し上げたまでで、その交渉方針が何であるかは、先方の勝手な解釈」と書き込んだ。

 河野氏は講演で、政府が交渉方針を「四島返還」から「二島返還」に変えたとする出席者から四島返還に立ち戻る考えはないかを問われ、「全く考えていない」と述べた。

 講演での質問者と河野氏のやり取りは次の通り。

 質問者「これ以上、(北方四島での)共同経済活動とかビザなし(交流)とか遠回りをしても、また日本が四島(返還)から二島(返還)に降りても、やはりだめだということがだんだん国民も分かってきた。この際、元に戻ることは一向に外交として恥ずかしくない。四島返還という歴史的正義にもう一回立ち戻って交渉をやり直すことは全く考えていないのか」

 河野氏「全く考えていない」

 質問者「全く(考えて)ないとおっしゃったんですか。これから期待をもっていいという要素があるのか」

 河野氏「70年解決できなかった問題が半年で解決されたら、私と(ロシアの)ラブロフ外相はきっとノーベル平和賞をもらえると思う。そう簡単ではないが、ここはしっかりやる」

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ