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社民党、参院選で存亡かけた戦いへ 又市党首が不出馬

参院選不出馬を表明する社民党の又市党首=18日午前、国会
参院選不出馬を表明する社民党の又市党首=18日午前、国会

 社民党が危機感を強めている。夏の参院選の結果次第では政党要件を失う可能性があり、今年度の活動方針では「国政政党として存続できるかの瀬戸際」と強調した。ただ、改選を迎える又市征治党首(74)は不出馬を表明し、野党共闘でも存在感を発揮できないでいる。

 又市氏は18日の記者会見で「参院選には出馬しない」と述べたうえで、党首として来年2月までの任期は全うする考えを示した。

 4月下旬に肺がんが見つかり、右肺の下半分を切除。5月25日に退院したばかりで、医師からは「無理をしないように」と指摘されていた。リーダーの出馬見送りは、存亡の危機に直面する政党にとって大きな痛手となる。

 公職選挙法は政党要件を「国会議員5人以上」か、「直近の国政選挙で選挙区または比例代表の得票率2%以上」としている。

 社民党は前身の社会党時代を含めれば、衆院だけで最大160人超の議員を擁したことがある。だが、村山富市政権で「自衛隊は合憲」と政策を大きく転換したのを機に支持層の離反を招き、現在の所属国会議員は衆参両院でわずか4人。得票率も平成29年衆院選で基準の2%を割り込んだ。

 公選法の政党要件を失えば政見放送の参加、選挙カーやポスターの数などで不利になる。今回は「至上命題」(吉川元・幹事長)である比例代表の得票率2%確保に向け、吉田忠智前党首ら3人を公認した。選挙区は東京(改選数6)と神奈川、愛知(いずれも改選数4)でそれぞれ新人を擁立する。6人の候補のうち4人が女性だ。

 とはいえ、32の改選1人区に擁立する野党統一候補に社民党の公認候補はおらず、存在感の低さは隠しようもない。

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