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【和歌山「正論」懇話会】「中国の脅威、今こそ対決する覚悟を」 斎藤勉

 事件の後、中国を助けてしまったのは実は日本だ。中国当局がうまく日本に取り入り、92年秋、天皇皇后両陛下のご訪中をたぐり寄せた。その後すぐ国際社会は経済制裁を解除してしまい、中国は堂々と国際的に復活を果たしてしまった。

 ■中国、ソ連崩壊を教訓

 今、米中対決でトランプ大統領がやろうとしているのは、冷戦時にレーガン大統領が「悪の帝国」と呼んだソ連に対してやろうとしていたことと全く同じだ。

 81年に大統領に就任したレーガンは、アフガニスタンへの侵攻で疲弊していたソ連に、SDI(戦略防衛構想)、いわゆるスターウォーズ(宇宙戦争)を仕掛けた。軍事競争のレベルをどんどん引き上げ、ソ連は国民の生活を犠牲にしてでも軍事力を高めようとしたが、結局かなわなかった。

 財政が逼迫(ひっぱく)すると民族運動も激化していき、ソ連の周りの国も離れていく。こうした複合的な原因からソ連は崩壊に導かれていった。

 中国はそのソ連の崩壊を正面から見つめていた。ソ連は、国民に政治的自由を与えたが経済的余裕がなく崩壊した。これを教訓にした中国は、国民に政治的自由を与えない代わりに、経済的繁栄を優先し、たらふく飯を食べさせた。こうして中国はじわじわと力をつけていった。

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