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当選の永藤氏「全身全霊傾ける」 僅差に笑顔なく 堺市長選

【堺市長選】当選が確実になった永藤英機氏(中央)=9日午後、堺市堺区(須谷友郁撮影)
【堺市長選】当選が確実になった永藤英機氏(中央)=9日午後、堺市堺区(須谷友郁撮影)

 「全身全霊を傾けて堺を新しく生まれ変わらせることで、支持していただいた人たちに報いたい」。9日投開票された堺市長選で初当選を果たした維新新人の永藤英機氏(42)は硬い表情でこう述べ、支持者らに深々と頭を下げた。

 当選確実の一報が流れたのは、午後10時20分すぎ。同市堺区の選挙事務所に集まった約200人の支持者らからは、大きな拍手と歓声が上がった。

 選対本部長を務めた池田克史市議は「前回と同じ維新対反維新の戦いとなり、デマも流された。それでも、最終的には良識ある判断をしていただいた」と笑顔。日本維新の会幹事長の馬場伸幸衆院議員は、「のどの奥につかえていた骨がきょう、ようやく抜けた感じがする」と、安堵の表情を浮かべた。

 だが、約1万4000票差という僅差の勝利とあって、永藤氏に笑顔はなかった。「相手陣営を応援した人たちの声も聞き、意見を取り入れながら市政を運営したい。そういう人たちにも『永藤でよかった』と言われるようにしたい」と神妙な表情で語った。

 都構想については、「相手陣営は『堺がなくなる』と市民の不安をあおった。実際、多くの市民から『本当なのか』と聞かれた」とし、「堺ではまだ議論すらされていない。大阪市の状況を見ながら判断したい」と従来と同じ慎重な発言に止めた。

 一方、敗れた無所属新人の野村友昭氏(45)は、同市堺区の選挙事務所で「結果を残せなかったのは私の力不足だが、多くの堺市民が『都構想には反対だ』という意思を示したのは意義があった」と述べ、支援者らに頭を下げた。

 ただ、「これで都構想に関する議論が終わったわけではない」とし、「市民に伝える努力は続けたい」と話した。

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