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トランプ氏「日朝会談支援」 首相、イラン仲介意欲 日米首脳が会談

日米首脳会談に臨む安倍首相とトランプ米大統領=27日午前、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)
日米首脳会談に臨む安倍首相とトランプ米大統領=27日午前、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)

 安倍晋三首相は27日、来日中のトランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談し、北朝鮮による日本人拉致問題の解決のため、日朝首脳会談実現への緊密な連携を確認した。首相はトランプ氏との共同記者会見で、北朝鮮の非核化に向け「日米の立場は完全に一致した」と強調した。貿易問題では交渉を加速させる方針を共有し、米国との軍事的緊張が高まるイランをめぐり、首相は「仲介役」を果たす意向を示した。

 両首脳の会談は4月以来で、通算11回目。会談は予定の2時間を約40分超えた。首相は拉致問題について、条件をつけずに北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談する意向を説明し、トランプ氏は「全面的に支持する。あらゆる支援を惜しまない」と応じ、協力する考えを重ねて示した。

 首相は共同記者会見で、日朝首脳会談について「1回の会談で解決できるかにかかわらず、責任を果たすため全力を傾ける決意だ」と強調した。両首脳は北朝鮮による国連安全保障理事会決議の完全履行が重要との認識で一致した。

 貿易交渉も議題となり、トランプ氏は「8月に大きな発表がある」と表明した。ただ、西村康稔官房副長官は会談後、記者団に「合意はしていない」と否定した。

 首相は共同記者会見で「昨年9月の日米共同声明に沿ってウィンウィン(相互利益)となる形の早期成果達成に向け、議論を加速させることで一致した」と述べた。共同声明は農産品について環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)など過去の協定内容が最大限としている。トランプ氏は「TPPには縛られない」と明言し、農業、自動車分野での妥協を否定した。

 首相はイラン情勢について「緊張状態を緩和したい。間違っても武力衝突に至ることがないように努力したい」と語った。トランプ氏は「イランの体制転換は求めていない。要求しているのは核廃棄だ」と述べた。首相は来月のイラン訪問を検討しているが、共同記者会見で具体的な訪問日程の言及はなかった。

 両首脳は一方的な軍事行動を続ける中国を念頭に、東シナ海と南シナ海の現状に懸念を表明し、日米同盟を基軸としたコミットメント(関与)の強化を再確認した。6月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の成功に向けた連携も申し合わせた。

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