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トランプ大統領来日、野党が「おもてなし」批判

会見に臨む共産党・小池晃書記局長=15日午後、国会内(春名中撮影)
会見に臨む共産党・小池晃書記局長=15日午後、国会内(春名中撮影)

 令和初の国賓として来日中のトランプ米大統領への「おもてなし」をめぐり、野党が政府を批判している。野党にとって見せ場である衆参両院の予算委員会の開催が決まらない中、さらなる埋没は避けたいとの焦燥感が透けてみえる。

 「『選挙が終わるまで黙っていてね』とお願いするために“おもてなし”をしたのかといわれても仕方がない」。共産党の小池晃書記局長は27日の記者会見で、トランプ氏が同日の日米首脳会談で貿易交渉に関し「8月に大きな発表ができる」と表明したことに、こう言及した。政府が夏の参院選への悪影響を避けるべく、米国への「譲歩」を口止めしたのではないかとの見方を示した。

 立憲民主党の枝野幸男代表も25日、記者団に対し、トランプ氏の大相撲観戦を歓迎しつつ、土俵近くの升席に招いたことを非難した。「天覧相撲」でも周囲への配慮から2階席から観戦されていることを挙げ「日本政府が(升席を)提案したのならば陛下に失礼ではないか」と述べた。

 同党の辻元清美国対委員長も22日、記者団に「トランプ氏は観光旅行で日本に来るのか。安倍晋三首相はツアーガイドか」と、ゴルフや大相撲観戦が盛り込まれた日程を皮肉った。

 野党が政府を牽制(けんせい)する背景には、「安倍・トランプ」一色の報道で埋没することへの焦りが見え隠れする。予算委は「国会の花形」とされるが、3月の予算成立後は首相出席で開かれておらず、国民民主党の玉木雄一郎代表は27日の記者会見で「速やかな予算委の開催」を4回にわたり要求した。

 一方、与党からは成果を高く評価する声が相次いだ。自民党の二階俊博幹事長は27日の党役員会で「安倍外交の成功を内外にアピールすることができた」と強調した。「日米のトップ同士の関係が良好であることは大変重要なことだ」とも述べた。

 公明党の斉藤鉄夫幹事長も国会内で記者団に対し「令和になって初めての国賓だ。信頼関係をより一層固める意味で大変有意義な訪日だった」と評価した。ゴルフや大相撲観戦でもてなしたことに対し「外交でなく社交だ」と揶揄(やゆ)する一部の野党の主張には「あまりに了見の狭い反応だ」と批判した。

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