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安倍首相、トランプ大統領と計88ホール 日米ゴルフ外交の歴史踏襲

安倍首相(左端)らが見守る中、ショットを放つトランプ米大統領=26日午前11時36分、千葉県の「茂原カントリー倶楽部」
安倍首相(左端)らが見守る中、ショットを放つトランプ米大統領=26日午前11時36分、千葉県の「茂原カントリー倶楽部」

 千葉県茂原市の「茂原カントリー倶楽部」で26日、トランプ米大統領を迎えた安倍晋三首相は、自らカートを運転してコースに移動し、計16ホールを約2時間半かけて回った。プレーの合間には日米共通の政策課題も話し合ったとみられる。両首脳がゴルフを楽しむのは今回で5回目。祖父の岸信介元首相が手掛けた日米のゴルフ外交を、孫の安倍首相が信頼醸成の基礎として根付かせている。

 「大変リラックスした雰囲気の中で率直な意見交換ができた」

 ゴルフを終え首相官邸に戻った首相は、晴れやかな表情でこう記者団に語った。今回はプロゴルファーの青木功氏も同伴し、トランプ氏が青木氏のクラブを使う場面もあったという。

 両首脳が回ったホール数は、平成29(2017)年の米フロリダ州から今回まで含め、計88にのぼる。政府関係者は「ゴルフは複数で回っていても2人だけになる瞬間が多く、両首脳だけで話すことができる」と効用を指摘する。

 首相が手本とするのは、62年前にアイゼンハワー大統領(当時)とゴルフを楽しんだ岸氏の姿だ。岸氏はここで築いた個人的な関係を生かし、日米安全保障条約の改定につなげた。

 トランプ氏は今年2月の米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に拉致問題を2度も提起し、今回の来日中には再び拉致被害者家族と面会する。この背景に、ゴルフを通じて深まった日米首脳の信頼関係があるのは間違いない。(力武崇樹)

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