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五輪関連工事用ボルト発注書を統一 国交省が過剰発注防止へ要請

 国土交通省は17日、2020年東京五輪・パラリンピック関連工事などに使われる特殊な鋼材を使った建設用ボルトについて、建設関係各社からボルトメーカーへの発注書を過剰発注防止の観点に立って統一するよう要請した。ボルトの納期の長期化で工事の遅れが出るなどの問題が生じているためで、工事進行に応じた適正量を発注するよう促す。国交省としては初めての取り組みで、工事の遅れが国民生活や経済活動に悪影響を与えることを懸念して異例の対応を決めた。

 不足しているのはオフィスビルや橋建設などで、鉄骨を接合する際に利用する「高力(こうりき)ボルト」。五輪関連工事などで活用されており、昨年春から納期遅れが指摘されている。ボルトの納期は通常では1~2カ月とされるが、国交省が昨年秋に行った調査では6カ月、今年3月実施の調査では8カ月に延びている。

 また国交省は調査結果から、ボルトメーカーの供給力が落ちていないことや、高力ボルトの需要が急増しているわけではないことも確認。需給逼迫(ひっぱく)が実需をもとにしたものではなく、不足感が伝えられる中で、工事受注が未確定の段階でボルトを発注したり、必要以上に発注するなどの混乱が起きていると判断した。

 国交省は今回、建設関連の業界団体に、工事名を明記するといった様式に発注書を統一するよう求めた。需要を明確にした発注で過剰発注を防ぎ、ボルト市場を安定化させる狙いだ。

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