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参院選、2人区「指定席」に異変 旧民進系分裂の余波が影落とす 茨城

 立憲民主党にとって、茨城選挙区で国民民主党と競合するのは得策とはいえない。県内では、参院選で国民民主党を支援する電機連合が強い影響力を持つ。立憲民主党幹部は「国民民主党と連合茨城との『統一候補』が理想だ」と語る。

 水面下での調整が今後加速する見通しだが、仮に候補一本化が実現したとしても、浸透を図るための時間は十分とはいえない。茨城選挙区には、茨城県那珂市の前市長の海野徹氏(69)も4月末に無所属での出馬を表明し、ただでさえ非自民票の分散が避けられない情勢にある。

 そもそも、与野党が1議席ずつを得る展開になりがちな改選2人区は、本来は野党にとって比較的ハードルは低い。大型連休が明けた段階で候補すら決まっていない窮状は、最大野党だった旧民進党の崩壊に起因する。党分裂の遺恨を引きずる立憲民主、国民民主両党が拮抗(きっこう)していたからこそ、数カ月後に改選を控えた現職が離党届を出すという異例の混乱が起きた。

 現時点で自民党は、茨城選挙区は上月氏だけに絞る構えだが、野党側の出遅れを好機とみて「2人目擁立論」がくすぶり始める可能性もある。甘利明選対委員長に近い党関係者は「茨城選挙区には、もう1人出したい。有利に戦える」と腹案を漏らした。

     ◇

 参院選の改選2人区 茨城、静岡、京都、広島の4選挙区。自民党は広島選挙区で2人、他の3選挙区ではそれぞれ1人の擁立を決めている。立憲民主党と国民民主党は京都、広島両選挙区で候補を事実上一本化したが、静岡選挙区では競合する公算が大きい。茨城選挙区は両党ともに候補決定に至っていない。

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