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参院選、2人区「指定席」に異変 旧民進系分裂の余波が影落とす 茨城

 夏の参院選茨城選挙区(改選数2)で旧民進党系の出遅れが際立っている。自民党と共産党の立候補予定者がそれぞれ地元回りを本格化させているのとは対照的に、立憲民主、国民民主両党は、公示が有力視される7月4日まで2カ月を切った今もなお、人選の途上だ。旧民進党分裂の余波が、与野党が議席を分け合う「指定席」と呼ばれた改選2人区の戦況に影を落としている。(松本学)

 茨城選挙区は当初、自民党現職の上月良祐氏(56)と共産党新人の大内久美子氏(69)、国民民主党の公認内定を得た現職の藤田幸久氏(69)が改選2議席を争う構図が予想されていた。

 状況が変わったのは1月末だ。藤田氏が離党の意向を表明し、立憲民主党へ入党届を提出したからだ。

 立憲民主党が前月の茨城県議選で初の都道府県議当選者を出した矢先だった。国民民主党関係者は「藤田氏は県議選の結果にショックを受けていた」と明かす。足場を築き始めた立憲民主党が参院選で対抗馬を立てれば、自身の当選は危うくなる-。そんな危機感を抱いたのも無理はない。

 ところが、事は藤田氏の思惑とは裏腹に進む。折しも立憲民主、国民民主両党は参院で野党第一会派争いを繰り広げていた最中だった。藤田氏の会派異動の可否が第一会派争いを左右する事態となり、一議員の離党問題にとどまらない政党同士の「愛憎劇」(立憲民主党幹部)へと発展した。

 結局、国民民主党は藤田氏の離党届を受理せず除籍処分とし、立憲民主党は入党を承認した。しかし、立憲民主党が藤田氏を茨城選挙区に擁立する兆しはない。離党騒動でしこりを生んだ藤田氏を立てれば、国民民主党との連携が期待できなくなるからだ。

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