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75歳以上の人口増減率が全国トップだった埼玉県、医療費抑制が課題

 埼玉県内の75歳以上の人口が急速に増加している。総務省が発表した昨年10月1日現在の人口推計によると、対前年増減率が5・5%増の約92万2000人で、全国で最も伸び率が高かった。75歳以上の人口の割合は12・6%で、全国平均の14・2%を下回っているものの、高齢化のペースが加速している状況だ。

 昨年10月1日現在の埼玉県の人口は前年比0・28%増の733万人。東京都、神奈川県、大阪府、愛知県に次いで全国5位だった。人口増減率で増加したのは県を含めて7都県で、残りの40道府県が減少している。

 埼玉県の人口の割合を3区分でみると、15歳未満が12・2%で、15~64歳は61・5%、65歳以上が26・4%。65歳以上のうち、75歳以上が12・6%を占めており、15歳未満を上回っている。

 75歳以上の人口の対前年増減率は5・5%で、全国トップで、次いで、千葉県の5・1%、神奈川県の4・5%となっている。「これから団塊の世代が75歳以上となり、さらに増えていくことになる」(上田清司・埼玉県知事)。

 高齢化の進展により、大きな課題となるのが医療費の増加だ。医療費を抑制するため、埼玉県は高齢者の健康寿命の延伸と医療費の抑制を図る「健康長寿プロジェクト」を展開している。

 ウオーキングでポイントをため、抽選で賞品が当たる「コバトン健康マイレージ」や、高齢者を対象に毎日1万歩運動、筋力アップトレーニングを実施している。これらの取り組みは県内の自治体に年々広がっている。健康経営に積極的に取り組む企業・団体の認定・表彰制度なども行っている。

 このほかの施策では、人口減少が急速に進んでいる県北地域の自治体で埼玉県外からの移住を促進する取り組みにも力を入れている。

 埼玉県は都心に近いこともあり、人口はまだ増えているが、今後減少が見込まれている。高齢化の進展で、さらなる医療費の増加が見込まれているだけに、健康長寿の取り組みなどを県民により浸透させる必要がありそうだ。

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