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維新「鬼門」の堺市長選に照準 大阪連勝の余勢駆る

 本拠地・大阪の選挙で勝利を重ねる日本維新の会が、現職市長の辞職に伴う堺市長選(5月26日告示、6月9日投開票)に次の照準を定めた。維新にとって堺市長選は、反維新勢力の結集を前に苦杯をなめ続けてきた「鬼門」の選挙だ。先の大阪府知事・大阪市長ダブル選、衆院大阪12区補欠選挙で示した勢いを持続できるかが焦点となる。

 大阪12区補選を制した維新の藤田文武氏は23日に初登院した。藤田氏の当選によって、維新は衆院で共産党と並ぶ野党第三会派に浮上した。遠藤敬国対委員長は23日の党会合で「委員会での質疑時間がより長く確保できる」と強調した。

 勢いに乗る維新がさらなる浮揚に向けて臨もうとしているのが堺市長選だ。

 自身の政治資金問題で辞職する竹山修身市長は、維新創設者の橋下徹氏の支援を受けて初当選した。しかし、「大阪都構想」に反対して袂(たもと)を分かち、平成25年と29年の市長選は反維新陣営の候補として戦った。

 大阪府知事と大阪市長のの座を押さえた維新にとって、同市と並ぶ政令市である堺市の首長ポストを獲得できれば党勢拡大に弾みがつく。松井一郎代表(大阪市長)は23日、「大きな事業については、大阪府・市がやっているところに入り一体になることで堺が成長する」と記者団に述べた。

 もっとも、候補の人選は維新側、反維新側ともに始まったばかりだ。維新内では、過去の堺市長選出馬経験者らの名前が浮上しているほか、官僚の擁立を模索する動きもある。松井氏と馬場伸幸幹事長は、維新の母体の地域政党「大阪維新の会」の堺市議団が週内に候補案を示すのを待ち、人選を本格化させる構えだ。

 反維新側も、不出馬を表明した竹山氏に代わる候補は見いだせていない。加えて、大阪ダブル選と衆院補選で維新と争った主要与野党には厭戦(えんせん)ムードも漂う。

 「閉塞(へいそく)感を打ち破ろうという姿勢が響いたことは事実だ。われわれは謙虚に受け止める必要がある」

 国民民主党の玉木雄一郎代表は23日、維新への評価ともとれる言葉を記者団に語った。(松本学)

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