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統一地方選後半戦の神奈川県大和市長選 多選忌避か政策力か

21日の投開票で“主”が決まる大和市役所(外崎晃彦撮影)
21日の投開票で“主”が決まる大和市役所(外崎晃彦撮影)

 21日投開票の統一地方選後半戦の神奈川県大和市長選が注目を集めている。12年前、多選を批判して当選した現職市長が、自ら制定させた連続3期12年までとする市長多選自粛条例をほごにする形で4選を目指しているからだ。それを阻止しようと立ち上がったのが若手の元市議。多選の弊害を訴え、市政継続に終止符を打ちたい考えだ。強い支持層を持ち、「選挙では負けなし」(関係者)といわれる現職にどこまで太刀打ちできるか。有権者は一騎打ちの2氏にそれぞれ何を託すのか。動向を探った。

 多選の弊害を訴えて立候補しているのは、元市議の二見健介氏(41)。芝浦工大を卒業後、大手商社での勤務を経て平成23年、市議に初当選。計2期を務めた。家庭では妻と小学生の子供2人と暮らす。

 ■ぎりぎりの決断

 そんな二見氏にとって、市長選への出馬は大きな賭けだった。「現職の強み」を持つ市議選への出馬を蹴って市長選に出馬すれば、失職リスクがより高まるからだ。決断には大きな覚悟が伴ったとみられる。

 背景にあるのは、弊害が指摘される多選に対する強い懸念だ。関係者によると、二見氏は昨年、複数人に出馬を打診し続けたという。しかし、いずれも現職市長に太刀打ちできないことなどを理由に断られ、計画は画餅に終わった。「言い出した者の責任」として、自ら責任を取るべく“ぎりぎりの決断”に至ったという経緯が垣間見える。

 「今回、なぜ立候補したかというと(現職が自ら定めた多選自粛)条例を破っているからだ」。14日午後、告示後の街頭演説で通行人らにこう呼びかけた二見氏。傍らに置かれたのぼりには「多選反対!!」の文字が躍っていた。

 告示日まで1カ月と迫った3月に出馬表明した二見氏にとって、知名度向上は大きな課題だ。現職を意識した多選批判を柱に据えた街頭演説を繰り返す。ただ、その弁舌は、現職の熟練したそれとは違って心許なく、立ち止まる人らもまばらだった。

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