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経常収支なぜ注目? G20財務相・中央銀行総裁会議

麻生太郎副総理兼財務相(春名中撮影)
麻生太郎副総理兼財務相(春名中撮影)

 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で議長国・日本が主要議題に掲げるのが経常収支の不均衡の解決だ。なぜ経常収支が注目されているのか、Q&Aでまとめた。

 Q 経常収支とは

 A 海外とのモノやサービスのやりとりを通じて受け取ったお金と支払ったお金の差額のことだ。受け取ったお金が多ければ経常黒字に、逆なら経常赤字になる。米国のような赤字が大きい国と、中国のような黒字が大きい国が併存する状態が「不均衡」。米国の経常赤字が巨額のままならドル安要因となり、ほかの国の輸出を阻害して世界経済を悪化させるといわれる。

 Q なぜ主要議題に

 A 米国が経常収支の一部で、モノのやり取りを示す貿易収支の赤字に着目して不均衡を是正しようとしているからだ。対米貿易黒字の大きい中国からの輸入品に追加関税を課すといった「貿易戦争」を仕掛けており、世界経済のリスクとなっている。

 Q 日本の主張は

 A 経常収支を左右する貿易収支以外の要素、なかでも各国内での経済活動に着目すべきとの立場だ。経済学では、経常赤字の大きさは国内で行われる投資が貯蓄を上回った額に相当する。米国は消費が過剰で貯蓄が少ないことが経常赤字の原因といえ、消費抑制策が求められる。

 Q 米国は納得するのか

 A 日本の同行筋によると、議論の俎上に乗せることは米国も反対していない。ただ、トランプ米政権は減税などの内需刺激策を進めており、実際の政策運営にどこまで反映されるか予断を許さない。

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