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低調な野党共闘 大阪12区補選で自由党と他党に温度差

 9日に告示された衆院大阪12区の補欠選挙で、主要野党の温度差が際立っている。共産党は自らの党の元衆院議員を無所属で擁立、他党が相乗りしやすい環境作りを狙ったが、推薦を出したのは自由党のみ。立憲民主党や国民民主党は「実質的な共産党候補」の応援に二の足を踏み、足並みの乱れは隠せない。

 元共産党衆院議員で無所属の宮本岳志氏=共産、自由推薦=の9日の遊説には、立憲民主党の村上史好国対副委員長、国民民主党の小熊慎司役員室長らが姿を見せたが、両党の党首級は応援を見送った。自由党の小沢一郎代表が8日、共産党の志位和夫委員長と一緒に宮本氏の事務所を激励に訪れたのとは対照的だ。主要野党が一丸となって応援する「野党統一候補」のムードは乏しい。

 主要政策をめぐり共産党と溝を抱える立憲民主党や国民民主党にとって、「推薦」のハードルは高い。立憲民主党の福山哲郎幹事長は9日の記者会見で「自主投票」で臨む姿勢を重ねて示し「それぞれの議員の応援は容認したい」と述べるにとどめた。国民民主党幹部も「自主投票の方針は変わらない」と語った。

 とはいえ、補選の対応で野党間の不一致が目立てば、夏の参院選改選1人区の共闘にも影を落としかねない。

 国民民主党大阪府連関係者は「補選は参院選の前哨戦という見方をされる」と強調した上で、「共産党の候補であれば絶対に応援できないが『無所属』というクセ球を投げてきた。どう対応するか悩みどころだ」と打ち明ける。

 国民民主党を支援する連合の旧同盟系産別には共産党への忌避感が根強い。自由党が共産党との表立った連携に傾くことで、国民民主、自由両党の合併構想に影響が及ぶ可能性もある。(松本学、奥原慎平)

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