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【大阪都構想・最終章へ】(下)自民大物次々のみ込まれ 組織力増す維新

大阪府知事選の小西禎一候補と大阪市長選の柳本顕候補の落選を受け、報道陣の取材に応じる自民党大阪府支部連合会の左藤章会長=7日夜、大阪市中央区(渡辺恭晃撮影)
大阪府知事選の小西禎一候補と大阪市長選の柳本顕候補の落選を受け、報道陣の取材に応じる自民党大阪府支部連合会の左藤章会長=7日夜、大阪市中央区(渡辺恭晃撮影)
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 「キャッチフレーズが良かったのかなあ…」

 自民党大阪府連の会長、左藤章は8日未明、大阪維新の会にことごとく敗れた一連の選挙結果について、かすれた声でこう語った。「彼らの言う『大阪の成長を止めるな』というキャッチフレーズを含めて、支持されたんだと思う」

 7日投開票の大阪府知事・市長のダブル選は、午後8時に投票が締め切られた瞬間、維新の2人の当選確実が報じられた。

 さらに衝撃的だったのは翌8日未明にかけて開票された大阪府議・市議の両議選。自民の府市両議員団の幹事長やベテラン議員が、次々と維新候補にのみ込まれた。

 特に府議選(定数88)では、改選前の24議席から15議席と大きく後退した。対する維新は31ある1人区のうち実に26選挙区を制し、単独過半数の51議席を獲得した。

 維新大勝について、むしろ「自民が自滅した」とみるべきだというのは、ダブル選で自民と共闘したある陣営の関係者。自民支持層のかなりの票が維新に流れた結果に、「地道に組織票を固めれば、勝てる見込みはあった」と悔やんだ。

 だが、自民府連関係者の見方はもっと悲観的だ。維新が知事と市長のポストを押さえ続けたこの約8年間で、「自民が誇ってきた組織力そのものが、失われてきている」と明かす。維新が両議選で擁立した候補者は計100人近く。対する自民は府議選で38人、市議選で21人と、全員当選しても過半数には届かない。

 組織力の低下は、そのままダブル選での候補者選定の遅れや選挙戦術の甘さにつながる。維新候補が「大阪の成長を止めるな」と訴え、行政運営の具体的な実績をアピールする一方、自民系候補は「大阪は停滞している」「大阪の成長率は全国平均以下」と、維新のアンチテーゼが中心になってしまった。

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