PR

ニュース 政治

塚田国交副大臣辞任 政府・与党、選挙への影響考慮し方針転換

冒頭、深々と礼をする塚田一郎国交副大臣(中央)=5日午前、東京都千代田区の国土交通省(三尾郁恵撮影)
冒頭、深々と礼をする塚田一郎国交副大臣(中央)=5日午前、東京都千代田区の国土交通省(三尾郁恵撮影)

 安倍晋三首相らへの「忖度(そんたく)」発言をめぐり、塚田一郎国土交通副大臣(55)=参院新潟選挙区=が辞任した背景には、政府・与党が統一地方選や夏の参院選に影響が拡大するのを懸念したことがある。安倍晋三首相は当初、罷免を否定していたが、野党の反発が強まる中、辞任はやむをえないと方針転換した。

 7日に投開票が行われる統一地方選の前半戦は、大阪府や福岡県の知事選で自民系候補が苦戦する展開となっている。政府が1日に新元号「令和」を公表したことで内閣支持率は安定しているとはいえ、対応を誤れば、今後予定される衆院補選や参院選で政府・与党に対する逆風が強まる恐れがある。

 与党内からも塚田氏の辞任を求める声は日増しに強まっており、党幹部は「一番の理由は地方選だ。地方からも相当、反発があった」と打ち明けた。

 4日夕には事態を重く見た塚田氏の所属する麻生派(志公会)の幹部が本人に直接、「政治家の判断は自分ですべきだ」と助言した。塚田氏は「考えます」と短く回答したという。

 塚田氏は3、4日の衆参両院の委員会でおわびを繰り返したが、来週には副大臣として出席が求められる参院の国土交通委員会も予定されていた。野党は追及する構えを崩しておらず、続投すれば後半国会の火種となりかねない。

 政府は塚田氏の辞任で早期の幕引きを図りたい考えだが、野党は「森友・加計学園」問題を想起させる塚田氏の忖度発言を引き合いに政権批判を強めており、収束の気配は見えていない。(今仲信博)

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ