PR

ニュース 政治

【安倍政権考】過去のDV被害を明かした片山さつき担当相、対策強化に注力

 こうした状況から、政府は3月19日、児童虐待の防止に向けた「抜本的強化策」を策定。DVと児童虐待に共同で対応するため、児童相談所とDVの窓口機関との情報共有や連携体制の強化など、DVに関する項目を盛り込んだ。今後、虐待とDVとは連動して対策に取り組む考えだ。

 片山氏も「DVは、家族全体の問題であり、いわば『家族V(バイオレンス)』だ」と強調する。女性の一時避難先の手当てだけではなく、DVの加害者を更正するためのプログラムなどについても検討する方針だ。

■ ■ ■

 片山氏は2月の記者会見などで「自分の体験としてDVを知っている」と明かした。過去にDVで精神的に追い込まれた経験があったが、ある女性弁護士の支援を受けて立ち直ったという。「DVから駆け込む先があり、その場所でどのような支援ができるかによって、人生は180度変わる」と語っており、思い入れは強い。

 日本が議長国を務め、大阪で6月に開催される20カ国・地域(G20)首脳会議で、安倍首相はさらなる「女性活躍」の推進を掲げ、リーダーシップを発揮していく方針だ。その足下の国内で年間のDV相談件数が10万件以上という現状では、日本の発信は説得力を失ってしまう。

 DV対策の強化に向けて首相が組閣時に「超人的なガッツの持ち主」と持ち上げた、片山氏の手腕が問われそうだ。

(政治部 永原慎吾)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ