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【統一地方選・私はこう見る(5)】「地方から日本の未来を変える契機に」作家・高嶋哲夫さん

作家の高嶋哲夫さん
作家の高嶋哲夫さん

 大阪ダブル選の最大の争点である大阪都構想は大賛成です。日本には東の東京と、西にもうひとつ都(みやこ)があっていい。平成から新しい時代を迎えようとする今だからこそ、明治以来続く中央集権型の国家、都道府県単位の国家を見直し、国の形を変えていく起爆剤になると思います。

 もし都構想が実現できれば、大阪への企業誘致や人口の増加も期待できるでしょう。なにより、災害国日本で、東京一極集中の是正、リスク回避にもなります。近い将来、発生が予想される首都直下地震や南海トラフ地震などの自然災害に備え、東京と大阪で司令塔が分散できます。

 さらに、都構想をきっかけに道州制への移行も期待できます。地方の過疎化や少子高齢化など、問題が山積する日本が今後発展していくには、ある程度の大きさの行政区、経済単位でまとまる必要があります。

 万博開催が決まった大阪には追い風が吹いています。統合型リゾート施設(IR)の大阪誘致も話題です。ただ、主軸がカジノという賭博であるのは寂しい。集客と利益を得る方法は他にもあるのでは。大人が楽しめる世界一流のショーやオーケストラを呼び込むなど、粋な発想と創意工夫で集客に務めてほしいですね。

 4年に1度の統一地方選は、そんな日本の課題を足元から考えるいい機会。元号が改まる年でもあり、今回の選挙が、地方から日本の未来を大きく変えていく契機になればと期待しています。(聞き手 横山由紀子)

 たかしま・てつお 昭和24年、岡山県生まれ。慶応大学大学院工学研究科修士課程修了。平成6年、「メルトダウン」で小説現代推理新人賞、11年に「イントゥルーダー」でサントリーミステリー大賞と読者賞を受賞。著書に「M8」「首都崩壊」など。

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