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【ダブル選 民意の行方(上)】火種は「公明修正」

 だが今回の選挙は、その「不即不離(ふそくふり)」ともいえる関係を解消した全面対決の様相。吉村氏は「国政も含めて公明と戦う」と明言、次期衆院選から公明に対抗馬を立てる構えだ。

 これに対し、公明府本部は自民が知事選に擁立した元府副知事、小西禎一氏の推薦を決定。さらに松井氏の対抗馬として市長選に立つ元大阪市議の柳本顕氏も推薦する。

 前回ダブル選ではいずれも自主投票だっただけに、反維新の旗幟(きし)を鮮明にした形。ある公明市議は「密約や駆け引きは有権者の不信を招くだけ。維新との決裂は望むところ」とスタンスの明確化を歓迎する。

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 維新が住民投票を実現するには4月7日に投開票されるダブル選の勝利に加え、同日に行われる府議・市議選で過半数を達成しなければならない。ダブル選をぶつけることで府議・市議選でも勢いをつけたいところだが、市議会で過去に過半数を制した政党はなく、ハードルは相当高い。

 今月10日、地元・八尾市でタウンミーティングを終えた松井氏は記者団の取材に、「政治家としてたぶん最後の戦いになる」と覚悟を披瀝(ひれき)した。前代表の橋下徹の「ふわっとした民意」をつかみ取る独特の嗅覚と手法で過去2度のダブル選はいずれも圧勝した維新。だが、ある維新幹部はこう語った。

 「ふわっとした民意は、ふわっと消える。何が起こるか分からない」

     

 21日に告示される大阪府知事選からはじまる大阪ダブル選。異例の選挙戦の背景を探る。

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