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参院選 野党の1人区一本化 カギ握る共産との調整

 片務的な協力をこれ以上続ければ、自らの票が他党に吸い上げられるとの懸念が根強いからだ。26年の衆院選で約606万票だった共産党の比例代表獲得票は29年の衆院選で約440万票にまで目減りした。対照的に立憲民主党の29年の得票は約1108万票に達し、26年の旧民主党の約977万票を上回っている。

 同党の小池晃書記局長は今月14日の記者会見で「一方的に降ろす対応に今回はならない。『相互主義』的な対応が必要になってくる」と重ねて訴えた。

 一方、安全保障政策などで共産党と溝を抱える立憲民主党や国民民主党は、相互推薦という直接協力は避けたいのが本音だ。国民民主党執行部は昨年9月の全国幹事会で、共産党との候補者調整に関し「直接協力することは難しい」と都道府県連幹部らに伝えた。

 今夏の参院選で共産党が擁立を予定する24選挙区のうち、青森など5選挙区は立憲民主党、富山など5選挙区は国民民主党が候補を内定している。

 野党共闘と党勢拡大の両立を狙う共産党と、同党との距離感を保ちつつ自らの議席を積み増したい立憲民主党や国民民主党-。今後の一本化協議では神経戦が繰り広げられることになる。(松本学)

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