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【著作権法改正案】踏みとどまった自民党 法案事前チェック機能が劣化してないか

 3月6日夜、古屋氏から連絡を受けた首相が、DL規制に関する項目削除を指示したことで、再び議論が始まり、今国会提出を見送ることになったが、自民党に反省点は少なくない。

 著作権法改正の目的は、海賊版漫画サイトの被害にあえぐ漫画家の救済だったはずだ。にもかかわらず、文化庁が策定した改正案は、違法DLの範囲を写真や論文、イラストなど全著作物に広げており、本来の趣旨を大きく逸脱していた。しかも文化庁は漫画家のヒアリングさえ実施していなかった。

 日本マンガ学会は1月下旬から法案の問題点を指摘している。日本漫画家協会も2月27日、「表現や研究などの萎縮はもとより、人権の制約につながることがないよう丁寧で十全な審議を要望する」と懸念を表明。日本建築学会なども次々に懸念を表明した。

 なぜ自民党はこれらの業界団体の声に耳を貸さなかったのか。

 業界団体と真摯に向き合い、政策にその意向を反映するのが、自民党の強みではないのか。「長期政権の奢り」と言われても仕方あるまい。赤池氏の言う「悪循環」は自民党が自ら招いたと言わざるを得ない。

(長嶋雅子)

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